クレアチンを飲んで太ってしまうなら飲むのをやめようかなと、そんな心配をされる方もいらっしゃると思います。
クレアチンの効果をお伝えしている記事で筋トレやスポーツに対して効果的なのですが、選手だとそこで体重が増えて体のバランスが気になってしまう事もあります。
例えばですが、ボクシングの試合前にパフォーマンスを上げるためにクレアチンを飲んで体重が増えてしまって苦労してしまう・・・なんてことも十分に考えられます。
それに実際に、クレアチンを飲むと体重が増えたという方が多いと思いますが、果たしてその理由は何なのでしょうか。
でもそれは太るという意味なのかはまた別問題です!
パフォーマンスに影響が出るような体重の増え方であれば、少し不味いですが実態はどうなのかなど、お伝えしていきますね。
クレアチンを飲むと体重増加になるのか?
クレアチンを飲む事と、体重増加の関係性についてお伝えしていきます。
簡単にクレアチンと体重増加についてお伝えするとこうなります。
- クレアチンを飲む→体重が増える
- 増えた体重:水分
という事ですので、大きくは気にしなくてもいいのですが、正しく理解することは大事なので詳しくお伝えしていきますね。
体重は増える
結論からお伝えしますが、クレアチンを飲むと体重は増えます!
ですが、クレアチンを体内にしっかりため込んだ場合に増えていると見込まれて、その増加量は1~3kgほどです。
このような実験があり、結果としても増えているようですね。
体重は実験①、②ともに3名が増加、1 名が減少を示した。平均体重の推移を見ると、実験②では摂取開始後緩やかな上昇を示し、摂取 15 日目以降さらに緩やかになった。実験①の体重の推移には特に傾向は見られなかった。
除脂肪体重および体水分量は実験①、②ともに全員が増加を示したが、その増加率には2回の Cr 摂取を通じて被験者ごとの傾向は見られなかった。
要約するとこういう事になります。
- ローディング:体重増加
- 通常の飲み方:体重増加
- つまり…どちらも体重が増加した
①がローディングをした場合、②が通常の飲み方をしてクレアチンを体内にため込んだ結果を測定しているのですが、どちらも体重増加がみられたとの結果です。
この実験結果を見る限りであれば、体重は増えるという事になります。
この実験では、15日間の期間を設けて実施しています。
つまり、クレアチンを飲み始めて2週間足らずで体重増加は起こるという事が言えますね。
このように、短期間で体重増加が起こってしまうので、急激な体重の変化に驚いてしまうかもしれません。
確かにクレアチンを飲むと体重は増えます。ですが、それは「太る」という事ではありません。
普通の飲み方やローディングについてご存知ない方や詳しく知りたい方はこちらの記事でお伝えしていますよ。
体重増加の原因は水分
クレアチンを飲むことで体重が増えますが、それは水分です。
除脂肪体重および体水分量は実験①、②ともに全員が増加を示したが、その増加率には2回の Cr 摂取を通じて被験者ごとの傾向は見られなかった。
こちらもまとめますとこの様な感じです。
- ローディング:除脂肪体重&体水分量の増加
- 通常の飲み方:除脂肪体重&体水分量の増加
- つまり…どちらも水分量で体重が増加した
ですので、筋肉が増えたとか、脂肪が増えたとかではなく単純に水分が増えたという事ですね。
ここで気にしたいのが、増加したのは脂肪でも筋肉でもないと考えられる事です。
クレアチンはエネルギーの源になるので、飲めば筋肉の原料になるわけではありません。
ですから、クレアチンを飲んで体重が増える場合は多くは水分であると考えてよさそうですね。
私も体重は気にしてしまうタイプの人間なのですが、体重より体脂肪や見た目で体が変わっていないかとかを確認したほうがいいと思いました。
水分と言えど、筋肉に水分が蓄えられると筋肉も張ってくるので若干ですが見た目も変わってくるとおもいます。
クレアチンに限らず、ダイエット中にもグリコーゲンが不足してしまうのですが、炭水化物を補給してグリコーゲンが体の中に増えると水分を吸収して体重が増えるという現象があります。
水分を蓄積して体重が増えるという事は往々にしてあることなので、特別なことではないですよ。
増えているのは水分です。
クレアチンで体重が増加して太ったと感じるそれは体脂肪ではない!
体重増加は体脂肪じゃない
太るという言葉で連想するのが、脂肪が増えるという事だと思いますので、このブログで太るという事は脂肪が増えるという事を指したいと思います。
クレアチンを飲んで体重増加にはなりますが、決して太っているわけではありません!
クレアチンを飲むことで増えるのは水分であり脂肪ではありません。
だから、「太る」のではないってことですね!
ですので、脂肪が増えるわけではないのでクレアチンを飲んで太るという心配は無用ですよ!
太るってわけでないならクレアチンを飲むのって抵抗が少なくなるのかなって思います。
もう一度、しっかり効果を確かめて飲むか飲まないかを決めてくださいね。
クレアチンの効果・副作用!筋トレや運動にはいいが、腎臓に注意!
https://tonedbodys.com/creatine-effect/
体重制限のある競技者は注意
柔道やレスリング、ボクシングなどの体重制限のある競技をされている方は注意が必要です。
なぜかといいますと、クレアチンを飲むと1~3kgは変わる可能性があるため、体重制限に引っかかる可能性があるからです。
そういった方はクレアチンを飲むときには十分注意してもらえると良いかと思います。
もし体重に余裕のある方は、試合1ヶ月前に2kgほど体重を落としておいて、クレアチンを入れていき試合にベストな状態に持って行くのも方法ですね。
ただ、減量がキツイ方にはなかなかおすすめしづらいですし、体重よりマイナス2キロも落としてからローディングするのはちょっと現実的ではないかもしれません。
正直、当日にギリギリ体重を合わせていくので精一杯ですから・・・
日々調整して試合に出る方は取り組まれると良いかと思います。
体重制限がある方でも、そうでない方もクレアチンの飲み方について知っておられると効果的に使えますよ。
クレアチンの飲み方や摂取するタイミング!こんな飲み物や飲み方は注意!
体重増加を望まない方は使用しないほうがベター
先ほどの競技の性質上、体重制限があるようなスポーツなどはもちろんですがただ単に体重増加に抵抗がある場合はクレアチンは控えておいたほうがいいです。
これはモチベーションの問題です。
例えば、ダイエット中のモチベーションにも体重の数値って関わってきます。
自分の体重がどれだけ上がったか、下がったかで一喜一憂してしまうんです。(したくもないのですが、数値を見るとどうしても気持ちの浮き沈みは出てしまいます。)
なので、体重の数値を気にしている場合なんかはクレアチンを使うと体重が増えてしまう可能性が高いので使用しないというのも選択肢の一つですよ。
モチベーションの維持はとても大事なので、モチベーション管理という点でもクレアチンを使うかどうか、よく考えてみてくださいね。
クレアチンを飲むとむくみも起きる?
クレアチンとむくみに関しては、正直現時点で関係があるとはなかなかいい難いです。
ただ、こう考えることもできます。
クレアチンを飲むと水分が一緒に筋肉へ取りこまれます。それによって体重の増加が起きると先ほど説明させてもらいましたが、この原理がむくみに影響している可能性はあります。
むくみはこの図のように、血管から細胞へのしみだす水分の量が多くなることで起きます。
あくまで私の考察ですが、クレアチンを飲む事でたくさん水分を飲むようになり、それが筋肉に収まる量よりも多くなってむくみになってしまっているという事も考えられるのかなと思います。
はっきり医学的な見解などが調べきれず、あいまいですがクレアチンを飲んでむくんでいるという方はいます。
最近体重が少しずつ増えて身体がデカくなったなと思ってよく考えたらプロテインを飲む時に必ずクレアチンと一緒に飲んでるから説が浮上
毎日摂ってなかったけど、最近まじめに摂ってたからだと思う
デカくなりたかったらクレアチン大事です
でも、クレアチンの悪い所はむくみやすくなる所かな、、
— Λeonidas-z-Λ (@Spartan_z_300) December 24, 2018
ひーーーさしぶりにクレアチン飲んだらむくみがえらいことになった😂
ヒールはいてたら足がぱんぱんになって歩くの痛いレベル!
やっぱり飲むのやーめよ。— こりん (@Epqy94GbDsrs70s) August 18, 2019
体重増加と合わせて、むくみも起きてしまう可能性もあります。
このあたりも十分承知の上でクレアチンを飲まれるのをおすすめしますよ。
クレアチンのおすすめは?
体重制限とかなく、競技などのパフォーマンスを上げたいという方にとってはクレアチンはいいサプリです!
なので、こちらでおすすめのクレアチンをご紹介しますね。
こちらは海外製なので、不純物が混じってしまうことも十分あり得ます。
そのため、選手などはドーピング検査などに引っかかってしまわないように注意してください。
国内品でも同じことが言えるのですが、まだ安心です。
DNSやビーレジェンドから出ているのでご紹介しておきますね。
まとめ:クレアチンで体重が増えて太るという嘘とホント!
クレアチンを飲むと体重が増えて太るのか?という点について論文を交えお伝えしました。
- 増えるのは水分。
- 増加は個人差があり1~3kg程
- 水が増えているだけなので脂肪がついているわけではないから太っているわけではない!
- 体重増加は起こるので、体重制限のある競技の選手は注意!
とこの様に、増えているのは筋肉でも脂肪でもなく水分です。
ですので筋肉が付いたと喜ぶことも、脂肪が付いたと残念がることもありません。
クレアチンは動くためのエネルギー源ですから、飲んでトレーニングや運動してさらに筋肉やパフォーマンスを上げていくようにしてくださいね!
関連記事
クレアチンを飲む時には、飲み方やローディング期を設ける方法についてもちゃんと知って飲む方がいいですよ。
一緒に飲むとあまり良くない飲み物もありますから、気を付けてください。
あと、ローディングをするのって限られた方だけでOKです。そういったケースもお伝えしていますので、こちらの記事をご参考ください。
おすすめのクレアチン
先ほどお伝えしたクレアチンを載せておきますね。海外製、日本製とご自身のケースに分けて選んでくださいね。
参照文献
ナッシュとマッスルデリ、どちらもダイエットや体づくりにおすすめの冷凍弁当です!
でも、どっちが本当にいいのか徹底比較しました!
- ダイエットにおすすめなのは?
- 値段がお得なのはどっち?
- 筋肉を付けるなら?
- おいしいのはどっち?